10月10日(火)雨
ららばい通信秋号発送。
あっという間の時間の流れに驚いてばかりいられないが、それにしても一年事に一年が早い、一日が早い、一時間が早い。
夕刻平塚女史と麻矢と食事をしながら打ち合わせ。
逸見さんがいらしていたのでその足で「まる賀」で飲んでいた。
10月11日(水)曇り
すっきりとはしない天候が続く。
原稿を三つ抱えているのに一向に進展しない。
頭がすっきりとしないのは忙しさもあるが、固定している脳の衰えによるものかもしれない。名古屋の林友男先生の資料を拝見するたび、この膨大な資料の取材と整理をどんなに努力してやってこられたのか、ふとめまいを感じる。
夜家の前に救急車が止まった。二週間続けての搬送。
家の周りは年よりだらけ、最近は年中救急車のサイレンが聞こえるようになった。
10月12日(木)晴れ
午前中、小平の「白梅学園」に汐見学長をお訪ねする。質素なお部屋にいらっしゃる先生から、仕事の姿勢が見えてくる感じ。帰り小林美由紀先生にお会いしてお話しできた。
恩師が小林登先生、縁とは本当に不思議なものだと痛感する。
帰ってきて「水戸黄門」番組終演後の、「やしちが行く」の録画、なんと私が唄を唄うことになっているが、これはどうにもうまくいかにない。あとで録音をして送ることにした。
10月13日(金)晴れ
13日の金曜日・・惡日とされたのも昔の事、間もなく衆議院議員選挙。
大変な時期の選挙、混迷し続けている時代の、しかし、安倍一強は変わらないかもしれない。
10月14日(土)
練馬に河野さんのスタジオで例の水戸黄門番外の子守唄の吹込みをする。
10月16日(月)晴れ
久しぶりの快晴、気分までが明るくなる。
10月17日(火)晴れ
午前中エカテリーナさんと逸見さんを交えて打ち合わせ。ロシアの子守唄の哀愁或る歌がとても素敵。彼女の優しさや穏やかさがとても母性を感じさせてくれる。
皆でカレーを食べて楽しく稽古した。
今日は山口栄さんの会、何とか歌っていたとして、なんだか自分の歌が上手になったかしら、と錯覚させるのが栄さんの唄の会の良いところ。
10月18日(水)晴れ
和田さんと榊原さんと都さんと打ち合わせの後会食。
10月19日(木)小雨
寒い。ダウンを着て会津若松まで。
福島県立博物館での子守唄コンサートを明日に控えている。
午後着いたら冷たい雨がふっている。
皆は博物館のホールの準備、私は猪苗代まで行きたかったが寒いのと疲れているのを理由にホテルでくれた目の前に見える温泉のタダ券を利用して早速出かけて行った。
素晴らしい施設で400円、うそのような安さにびっくり、いろいろな温泉に入って楽しんだ。夕飯は赤坂憲雄先生を交えてホテルの中華料理、これも安くて大いに楽しんだ。
10月20日(金)雨
午前中本番。雨で一つ保育園は来られなかったが、他はバスで来てくれた。
初めての現象だが子守唄を唄った瞬間、子どもたちがゲラゲラ笑いだした。中には「古―い」などと手を打って喜ぶ子もいる。初めて聞くノロい音楽なのかも知れない。
ノリノリの中で手拍子、笑い声で歌って笑って触ってのコンサート、あとで伺ったらなんと帰りのバスの中はみんなで歌って大騒ぎになったそうだ。
博物館に子どもの声がする、そんな博物館にしたいという赤坂館長の願いが本当にわかる気がした。
小平の平野謙蔵さんの訃報が届いた。
先週電話で話したばかり、癌の余命は一年と宣告されていたが、頑固にも玄米酵素で直すと実行していた。結局ほかの栄養分は取れなかったのだ。民間療法の怖さを痛感した。
あっけないがお会いするたびにやせていくのが分かった。
10月21日(土)曇りのち雨
市川中原寺の講演会、講師として出かけていく。