6月24日(月)くもり
世界をハイエースで回っている有馬理佳子ちゃんが今日から我が家に滞在する事になった。11時、スポーツニッポンの石川勝巳部長とお引き合わせして事務所に。
早くに有馬さんをともなって帰宅。
6月25日(火)曇
梅雨のじめじめさがとれない。
大塚さん来訪。本図さん来訪、週刊誌の記者の方来訪。
例のNHKの番組が暗礁に乗り上げている。またか、という思いとやっぱりという思いが交差する。収録終えて放送日の調整に入ったはずではないか、と思うのだか、なぜかお蔵入りと言うことらしい。井上ひさしという人の人権をまもるという観点から井上家からクレームがつくというのは甚だおかしい。それがもし本当なら天下のNHKは何処に向かって仕事をしているのだろうか。十分な調査や文学者としての扱いでドキュメンタリードラマは進んでいたはずだ。いやな予感がしたがやっぱり。
有馬さんと一緒にスーパーに買い物、今日はお刺身とコロッケ。
韓国土産は全く手つかずのまま。
6月26日(水)雨
有馬さんと出社、10時には雨足が強くなる。
午前中はテレビドラマのことで電話で忙しく昼食もとれなかった。
夕刻、博報堂と打ち合わせ。高部知子さんも来てくれて企画書を練る。
清水さんのウクレレ教室。
そこに木下晋画伯できあがった童話の本を持参してくださり、高部さんと三人で食事にいく。雨は本降り。何とも気が晴れない日々が続く。
6月27日(木)はれ
午前中から慶応オールドボーイ三人と柳橋倶楽部にて四方山話。
それぞれが一線からリタイアーしそれなりに充実した余生を送っている皆様の話は含蓄があって楽しいが、とりとめないと言えばとりとめない。
途中奧村女史が入って話は盛り上がった。
子守唄の研究家の松永伍一氏の著作を片っ端から読み始めたが、まあ、何と沢山の著作があることか。
テレビドラマの問題は明日NHKの担当の方が説明にくるということになった。
6月28日(金)くもり
浄土宗ともいき財団の評議委員会2時より増上寺の宗務所にて。初会合の評議委員会はさすがと言うほどに完璧に行われた。
静永会長に送って頂く。
夕方6時、NHKの皆様がおみえになり、ご説明を頂く。番組の出来が良く、出演者もとても喜んでいるというのでそれがなにより、とお答えする。番組趣旨を提出するよう井上家から申しいれがあったと言うことで、同じ物を私にもみせて欲しいとお願いした。
ドラマの制作というのは、とりわけドキュメント仕立てとなれば事実が全てとなる。関係者を誹謗中傷するものでも、神格化するものでもない。全ては視聴者の判断に掛かっている。争う物では無いはずだ。井上家からのクレームが個人の人権というのであれば、私や娘達の人権も考慮して欲しいと言わざるを得ない。
帰って「ヤオコウ」に買い物、明日は孫が来る。みんなで食事をする事になっている。