5月13日(月)晴れ
午後からNHK HBF賞の審査のために出かける。
とにかくすばらしい番組に出会えた。若い人が育っているのだとうれしくなった。
小田島雄二先生もお見えで、宝塚ファンの先生は天海祐希さんが急病で倒れたことをとても気になさっていた。若くても心筋梗塞にはなる。
帰りのタクシ―では震災当時の話しを運転手さんがずっとしてくれたのであらためてその時の混乱を思い出した。
5月14日(火)晴れ
午前中吉岡医院にて頸の牽引。
奧村氏来訪、午後に原稿書き。
5月15日(水)晴れ
大塚さんと東京青果市場に出かける。
果物を食べる人が減ってきているというのにびっくり。温室蜜柑を買う。この市場が神田にあったときのころからご存じの鈴木さんから「やっちゃ場物語」と言う本をいただいた。江戸時代からの歴史がよく分かって興味深い物だった。
さて、橋本大阪市長が発言した慰安婦問題が今日も物議を醸し出している。どうしてこうも口が軽く浅はかなのだろう。戦時中とは言え慰安婦は必要だったなどという政治家が居るだろうか。その箇所だけ切り取ればいけないが、などと擁護する維新の選挙立候補者は言葉というのをなんと考えているのか、呆れるより日本の男性も見識を疑われるだろう。
あってはならない事が異常な中で起こるから戦争はいけないことだ位は小学生でも知っている。
5月16日(木)晴れ
理事会。朝から湿気が多く3名の理事さんが欠席、皆さん具合がお悪いという事だった。
日々本当に年を感じる。松永伍一先生の本をいま片っ端から読み返している。日本子守唄協会が15年続いたということを不思議に思っているかも知れない。
「終末期」という中には男女ともに土着性は失われて行くに違いない。土はほくほく柔らかく母という物を全部含んでいる。文明と科学と産業はその自然の母なる土を凍土や荒野や汚染された土としてしまうだろう。母なる物がなくなれば終末期となるという一説を見付けた。子守唄の衰退はそのまま母のいない子供達を世に出すことになる。
なんだか予言みたい。
帰って孫の櫻子の極端に重度なじんましんに仰天、娘と市川総合病院に担ぎ込む。顔が変形するほどの腫れが全身を覆っている。口までめくり返っている。
一人で寝ていてどんなに心細かったことだろう。落ち着いて寝付いたのは1時をすぎていた。私はそれから3時まで眠れなかった。
5月17日(金)はれ
櫻子の感染症から来るじんましんは足を除いて薄くなったようだ。学校はやすみたくないという強硬な意志は一体誰に似たものやら。
今日は眠い。昨日のプチシネマの記録記載、原稿書きなどする。
明日からはまた旅にいく。