9月18日(火)雨のち晴れ一日不安定
とにかく蒸し暑い。
二日の連休は足が動かず往生した。健康と言うのは一度不安になると限りなく次々気に掛かることがやってくる。あちこち痛い、だるい、と言っていた老人を随分馬鹿にしていたが、いざ自分の番になると人の事などとてもかまっていられないというのがよく分かる。というより、意地が悪くなってくるのかも知れない。先々への不安だろうか。
今日は待ちに待ったウクレレの練習日。楽器が弾けるのは楽しい。少しずつ指が動くようになってきた。
9月19日(水)晴れ
今日から金沢、昼すぎの新幹線越後湯沢で乗り換え北陸本線で金沢まで。
列車の中が寒くて、大きなショールがどれほど役に立ったことか。
着いて北国新聞社の皆さんと「むら井」で会食。常田富士男さんと一緒。
明日の本番があるので早めにホテルに帰る。
9月20日(木)晴れ
ライブの良さは予測が立たないところから始まる。
お客さまが一瞬離れたら、もうそこで終わりだ。
やっている方が好奇心と緊張感とおもしろがらなくてはお客様には伝わって来ない。
いいグルーブだった、歌の雨宮知子さんは二人目のお子さんを産んでまだ日が浅い、すばらしい輝きがあってお母さんの匂いがする。
山口栄さんが相変わらず可笑しく、つられて金城大学の朝倉先生ものりにのってくださった。「野菊」はすばらしい独唱、なぜかとても明るい舞台となった。
おわって中華で談笑、8時をまわって出島さんからTEL、おでん屋で積もる話をした。
9月21日(金)雨
急に秋を感じさせる冷たさだ。
朝、近江市場にいく。まだ魚もかにも旬ではない、市場に生くさいにおいが充満しているが、低気圧のせいでよけいに血なまぐさく感じてしまった。その足で駅に。
汽車に乗った途端に窓に大粒の雨が降りかかってきた。
相変わらず汽車の中は寒い。あちらこちらで咳き混む声が聞こえる。
東京も着いた途端雷雨となった。雷の音は好きだ。
夕刻、姉が来てしばらく話す。
明日は美容院に行こう。
9月22日(土)くもり
午前中真っ先に美容院に。私の父は髪結いのせいだろうか髪が乱れているのをいやがり、髪からぷーんと蒸れる匂いがしてくると滅多に不愉快な顔をしなかったのに烈火のごとく怒っていた。私にではなく母にむかってだ。そんなのが習慣になってしまったのか、母は97才死ぬまで髪をいつもきれいに手入れしていた。
突然寒くなった。10度は違うようだ。彼岸だが墓参りはやめた。何日かの旅が身体に堪えているうえに突然の冷気に風邪気味だ。写真の両親に手を合わせ詫びた。
9月23日(日)雨
久しぶりの風雨、床の中で本を読んで過ごす。