2月27日(月)曇
小雪の中、新門先生がわざわざ小松空港まで送って下さった。
東京は曇、午後事務所に行く。
2月28日 (火)曇
国立青少年教育振興機構の平田さんと野口さんがお見えになり打ち合わせ。
早寝早起き朝ごはん、こんな簡単な生活習慣がもはや失われつつある。様々な話しをする。
夜、急きょ未来ちゃんと大塚さんと食事をする事になり人形町の直木亭にいく。
2月29日(水)雪
朝から雪、事務所は無人、たまたまこういうこともあって良いか、岩倉氏のみ勤務。
3月1日(木)曇
午後に井上直子さん来訪、今日から塩田さんも出社、事務所も心機一転、第二期に突入だ。これからの仕事は時代の中で進めて行かなくてはならない。家内工業的な仕事から早く脱皮したい。
井上さんと本の打ち合わせ。
3月2日(金)曇のち雨
放送文化基金の助成授与式が海運倶楽部にて行われた。
被災地への活動が少しずつ認められたと思うと嬉しい。
多くの方とお会いできた。
式後、折り紙会館館長の小林さんたちと神楽坂のスナックにいき歓談。ばかに威勢の良い団体が大声で入ってきた。震災復興で景気の良い土建屋さんの団体ですっかりできあがっていて、とてもゆるりと話が出来る雰囲気ではなくなった。
中座させていただいて早稲田の藤原書店まで。此所でみんなと会食「意匠」の企画だった。
3月3日(土)曇
午後の便で宮崎まで。明日は延岡で講演、空港まで山口巌さんにむかえにきてもらう。
二年ぶりの再会、山口さん、すっかりわらべ歌の研究伝承者になっていた。
3月4日(日)雨のち曇
早くに佐土原の山口巌さんの自宅を訪問。真っ先に「家の匂いがする」と一声を発した。
今はこんな家の匂いはなくなっている。玄関に蟹の甲羅が魔除けのおまじないとしてかざってあった。ご両親にもてなしていただきお茶をいただいて、延岡まで出発、長い道中だ。
宮崎はもはや春、神話の國の遺産を沢山残して、こんな処に住めるというのも幸せな感じがする。着いて皆さんと会食歓談、子守唄の講演まで4時間という長さだった。
雨にもかかわらず多くの方が聴きに来てくださりびっくり。
ただ朝からの疲労がでていたかも知れない。
終わって宮崎空港まで。途中神武天皇の神社や船出の場所などこまめに山口さんが案内してくださったので、古代に思いが走った。
昨夜地元の本屋で神話の本を買い求めたので、これから読むつもりだ。
子守唄と神話の共通点というのもある。
伝承というものの大切さを改めて痛感した。