12月1日〔月〕晴れ
加賀市、山中座の皆様が見えて相談をうける。
12月21日の江戸博のチラシの発送が始まった。
イベントの舞台の陰はいつでも手仕事内職仕事だ。
今回の江戸博は子育て支援のシンポジウムとコンサート、今年は子守唄協会の活動が自治体の子育て支援活動と結びつき、茨城県・長崎県とフォーラムを共催する記念すべき年となった。来年の予定も既にいくつか決まっている。
夕刻に全員で発送手続きをする。
12月2日〔火〕晴れ
11時、産経喜多さん大阪のイベントの取材
13時工藤さん来訪
15時電通池田さん来訪
19時より、「子守唄教室」開催
目の回る忙しさだ。
12月3日〔水〕晴れ
昼の新幹線で静岡まで。
静岡の子どもゆめ基金助成活動「故郷のうた〜こもりうた わらべうた〜」。
子守唄わらべ唄というだけではなく突然に多くの参加者の応援があり、盛りだくさんとなった。
高木桂蔵先生、ご自身がわらべ唄を唄い、踊りまで披露してくださった。
静岡大学名誉教授の先生の心の柔軟性を改めて実感。
今日は綾乃ひびきさん、ピアノの渡辺雅一さんのコンビで子守唄を歌っていただいた。綾乃さんとは久しぶり、そして、その歌の柔らかさに脱帽、渡辺さんのピアノはさすが軽やかで澄んでいた。帰りにお手伝いの女子高校生が「感動しました」と綾乃さんの周りを囲んだのにはこちらがうれしくなった。子守唄は実はとても難しい。松永伍一さんが言っていたように本当の母性が出るまでにはその人の人間性が唄に出てくる、しかもそれは生活という母性だといっていたことを思い出した。
舞台監督の森さん、風邪が酷くお気の毒。しかし森さんがいなければまずは多くの人の整理は無理だった。
12月4日〔木〕晴れ
もず先生が大阪から民族音楽協会に姿を見せてくださった。
今度の大阪公演での講演演題も「もずが枯れ木でないている」に決定し、なんだかいかにももず先生らしいと感じ入った。14時馬場さん季刊誌のゲラ持参してくださったが、なぜか今回も直っていないのでがっくり。
12月5日〔金〕晴れ
浄土宗「劈頭(へきとう)宣言」のビデオへの出演のお話を頂いた。とても光栄なことと思う。
14時浄土宗の皆様と撮影の打合せ。夜、原稿2本書く。
12月6日〔土〕晴れ
大阪まで、朝の新幹線にて出かける。24日のイベントの打合せ。
新・田舎暮らし大学の小川学長はすばらしい方。
「大体ね、頭で田舎に暮らそうということはだめ」とはっきりおっしゃった。「人生をちゃんと楽しめない人になっているのだから」ごもっとも。
最終の新幹線で帰京。
12月8日〔月〕晴れ
13時、柏崎から5人の女性たちが来訪。吉田真理さんが大きなイベントをしたいということでいらした。真理さんは純真な人で、大きな母性の中で本気で未来の子どものことをあらゆる角度から討議したいという希望を持っている。シンポジウムをしたいと言うその気持ちは良くわかるが、実際には400くらいの小屋で「日本中のお客さんと関心を集めたい」というイベントは、まず、仕事として大変だし、採算もあわない。いくらその道の偉い人を集めても根がつくれない、地元の人と一緒に、地道に活動してから広げていくのが良いですよという提案をした。
しかし、確実に女性たちが動いていることは事実だ。
ついで菊池さん来訪。
季刊誌は馬場さんの手を離れた。何度やっても校正がうまく運ばない。発行期日が暮れの忙しさと重なってしまうということで、もうぎりぎりという事態になってしまった。
12月9日〔火〕晴れ
なんと何と、老眼が4.0と言うところまでいったのに、なぜかある日突然、新聞の字、辞書の細かな字も見えるようになってしまった。そのくせ、遠くがぼやける。
眼医者へ行く。今度は近眼になってしまっていた。「この人変」といわれてしまった。ついで、歯医者、皮膚科と掛け持ち。皮膚科は足の魚の目、削ってもらう。
民族音楽協会の銀行口座の開設に行く。
振り込み詐欺が横行しているせいか、銀行はとても慎重だ。
多美恵ちゃん風邪でダウン。なんといっても寒いのだもの。
12月10日〔水〕晴れ
9時から住友生命健康財団久保田さんと打合せ。それから民族音楽協会へ。
午後JAのみなさんとの打合せ。
夜、正論の原稿書き。
12月11日〔木〕晴れ
なんだか暖かい日だ。うわぁーこんな暖かいと折角漬けた白菜があわを吹いてしまうよ、と、ちょつと心配。諏訪さん来訪。「日本文化をかじる会」の打合せ。
ウクレレの清水さん来訪。
12月12日〔金〕晴れ
午前中、夏原先生が「岐宿の子守唄」を編曲なさったCDを持ってきてくださった。ついでに「きよしこの夜」と「お正月」も。14時高木あきこ先生が来訪。露伴の縁戚に当たる先生はおおらかなあかるい先生だ。
浄土宗の撮影班が見えた。長倉さんが来訪。石橋さん、小菅社長と見えて、中野さんまでが立ち寄ってくれた。夜、松川さんと半徹夜で季刊誌を見る。
12月13日〔土〕晴れ
昔はこんな寒い朝は普通だった。
なのにちょっと寒いと大げさに騒ぎ立てるようになってしまった。
テレビでも寒い寒いとことさら大きくいうから、自分の皮膚感覚が全くわからなくなっている。
家の大掃除。