2月25日〔月〕晴れ
午前中、朝日新聞大村美香さんの取材を受ける。
子守唄に対しての読者からの質問があった由。
午後、いしかわ子育て支援財団の谷内さんと打ち合わせ。
2月26日〔火〕晴れ
9時56分はやてで盛岡まで。
南仙北保育園で親子でいっしょに「子守唄コンサート」。みんなのあんまり元気がいいのにびっくり。
保育園という長時間の保育には、しつけも生活のリズムも大切な要素だとしみじみ思う。
背中に人形を負ぶっている子がいて可愛かった。ちゃんとねんねこをしていたのに感心、こんな幼児のねんねこ半纏があるなんて。
子供の目の何と輝いていることか、感動をもらうのはこちらのほうかも知れない。
次、山岸保育園にて、むかし話と子守唄のコンサート。ここでも子供たちのエネルギーを山ほどもらうことが出来た。
こちらも子供の扱いが少しずつなれてきて、面白くなってきた。
夜、終わって赤坂みどりさんにご馳走になる。雪もぱらぱら、東京より暖かな感じだ。
2月27日〔水〕晴れ
仲良し保育園で保育師さんのための講演とコンサート。
稲村なおこさん、久保祐子さん、寒いのに肌をだしたドレスで心配した。
昼の新幹線で帰京。母が来ていて、相変らず美容院に云ってきたと言うので茶色に染めた髪をさっぱりカットしてきていた。92歳の年でお洒落をするというのは父の影響か。
子供の頃から女がお洒落をしなくなったら死んだほうがいい、といつもいっていた。
私などは見習わなくてはならない。このところお洒落には本当に縁遠くなっている。
というより何を見ても、何を聞いても、自分の黄昏を考えてしまう。新幹線の中から、雪の平原が見えたが、年の萎えを体で感じるこのごろだ。
2月28日〔木〕晴れ
深堀先生、防衛庁OBの方とご一緒にお見えになり、日本民族音楽協会の資料を見てくださった。大変貴重な資料とのこと。熱心にお調べになってくださっていた。
夕刻、諏訪さん来訪、小学館野上さんと単行本の打ち合わせ。
2月29日〔金〕晴れ
住友生命健康財団の皆様、市川森一夫妻と打ち合わせのあと食事。
3月1日〔土〕晴れ
新幹線で京都まで、その足で「竹田の子守唄」の取材のため、近鉄「竹田駅」まで。
夕刻まで取材。帰って祇園先斗町で京都馬主協会の則武さん、全管連三浦さんと会食。
3月2日〔日〕晴れ
京都市教育委員会「京のわらべ歌・子守唄コンサート」での講演。
京都市教育委員会、小船さん、古川さん、酒部さんにお世話になる。
また外川先生と面談叶い、竹田の子守唄のことを教えていただいた。
6時の新幹線で帰京。
東京駅に着いた時に松永先生の容態が良くないという連絡がはいる。
その足で原先生と病院へ駆けつけた。
3月3日〔月〕晴れ
松永先生がお亡くなりになった。
病院から戻り、原荘介さんと一緒に明け方まで飲む。