11月28日(月)
昨日といい、今日といいなんと暖かなことか。お酉様が過ぎればブルブル震えるほど寒かった子供の頃が懐かしい。ベランダに立って東京の町を見ているとあちらこちらにマンションの建築が盛んですが、安全基準以下の建築が問われている昨今、大丈夫かなと心配。以前は文句なく「いいなぁ、新しいマンションに入りたいなぁ」とうらやむばかりだったのに人の気持ちとはなんと変わることか。しかし、金儲けなら何をしてもかまわないという企業の体質は何とかならないものか。午後、CD制作の相談、夕方に東松山の田幡さん来訪、12月15日の「小川町公演」の打ち合わせ。
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日本各地の子守唄を披露する川口京子さん (ピアノ伴奏は長谷川芙佐子さん) |
11月29日(火)
「日本財団」子守唄コンサート。川口京子さんと長谷川芙佐子さんと子守唄の旅を。
18時となるとこの頃は陽の落ちるのが早く、真っ暗。北風も吹いてきて、その中での東北の子守唄は妙にうら悲しい。一番前に座っての初老の男性の涙が気になって仕方がありませんでした。
11月30日(水)
8日の会の動員が心配でなりません。
暮れに入って何かとお忙しいとは思いますが、一度子守唄の会を覗いて下さいませ。
今日
「うたってよ子守唄」の文庫の見本が届きました。
カバーの中島潔さんは実は私どもの協会のイメージに、一度はお願いしたいとずっと思い込んでいた方です。ここで実現できるなんて、幸福。小学館文庫編集長の飯沼年昭さんに感謝します。500円は安いと思うけれど。
12月1日(木)
11時、和歌山の田村さん、電通の池田氏と来訪、打ち合わせ。13時、台東区の皆様と、来年2月1日の講演会の打ち合わせ。
「今の仕事が次の仕事」とはよく言ったもの。つらくても今の仕事に充実感があれば、必ず次に結びつくと信じたいと思います。
夜、一気に佐藤愛子さんの本を読みました.私は霊というのをやはり「ある」とずっと思っていましたが、佐藤さんを訪ねてくる霊と同じものをずっと感じていましたので、ひどく納得。憑依という現象も本当だと信じています。つまり、人智が及ばないことがこの世にもあの世にもあるということでしょう。
12月2日(金)
数ヶ月という命の宣言を受けた方がスイスで免疫療法を受けた結果40代の身体になったというお話を飲みながら聞きました。現在、74歳の方です。まぁ、奇跡というのがあるのでしょう。しかし、若くなることが生きがいに通じれば御の字ですが、この頃本当に生きるということが解らなくなってきています。そんな悠長なことを言っていられないほどこの世は殺伐としてきています。とりわけ、幼い子供の被害は想像を絶しています。ここまで荒廃すると、人間が人間でなくなるのではないでしょうか。そうなる前に出来るだけのことを小さくてもいいからしなくてはならないとは思うのですが。
12月3日(土)
寒波の到来。東京も寒くなりました。しょぼしょぼ雨も降ってきました。孫といっしょに一日日帰り温泉というのに行きました。キャッツネイルというのがあり、孫二人はその爪にかわいいマネキュアを施し、キャツキャッと笑いあっていました。女の子です。こんなお洒落の楽しさを寒いくらい雨の日にしている時間は生涯の至福の思い出として残るものなのです。