この会は、近年ますます増えている子どもの虐待や苛め、親子間のあいだに起こる事件や殺人に、大人である私達もけして無関心ではなくそれぞれの立場から【親子の絆を考える会】に賛同し、協力し、よりよい家庭や社会を作ることにさまざまに力を発揮していただこうという主旨で2004年に作られたものです。(順不同)
800年の歴史を持つ薩摩盲僧。その盲僧・福貴島順海師と出会ったのは映画製作の時であった。祈りとは神仏に祈願することではなく「自身に誓うことなのです」と盲僧は言った。日常生活の《生きる意欲》それ自体が祈りであることを私は教えられたのだ。日本には祈りそのものを表現した子守唄があるではないか。親が子に、またその次の世代へと祈りの本質を伝え、子供が自分で自分を見つけてゆく行動こそが重要だと思っている。
映画監督・国際医療福祉大学客員教授 諏訪 淳