この会は、近年ますます増えている子どもの虐待や苛め、親子間のあいだに起こる事件や殺人に、大人である私達もけして無関心ではなくそれぞれの立場から【親子の絆を考える会】に賛同し、協力し、よりよい家庭や社会を作ることにさまざまに力を発揮していただこうという主旨で2004年に作られたものです。(順不同)
「考える会」を立ち上げねばならぬ情勢にあること自体本当に悲しいことです。古来幼児が魂を形成するのは、母親の背で子守唄を聴くことに始まった。親子の絆で極めて自然に出来あがったことでしょう。
でも現代日本は複雑化し、機能化して生まれて何ヶ月で子供は他人の手で育てられ、成長に絶対必要とされる親の愛が注がれることがない。その絆となってきた子守唄の回復も必要だが、それに代わるSomethingをも求めたい。
財団法人射水市絵本文化振興財団 射水市大島絵本館 理事長
高井 進