この会は、近年ますます増えている子どもの虐待や苛め、親子間のあいだに起こる事件や殺人に、大人である私達もけして無関心ではなくそれぞれの立場から【親子の絆を考える会】に賛同し、協力し、よりよい家庭や社会を作ることにさまざまに力を発揮していただこうという主旨で2004年に作られたものです。(順不同)
親子のコミュニケーションの原点が、親が温かい胸に子供を抱いて歌いかける子守唄である、ということを、医学的に、音楽的に確信しています。そしてそのことが、子供の知性と感性を育むということを。
一日も早く、今の非人間的な、乾ききった世の中を良くしていくためにも、赤ちゃんだけではなく、次世代を育てる大人達の耳や心に、子守唄を歌う運動を一日も早く広げていきたいものです。
音楽評論家 湯川れい子