体験の風をおこそう
絵本と子守唄のつどい
平成27年8月9日(日)
入場無料(全席自由)
【開 場】13:30 【開 演】14:00
【終 演】16:30 (予定)
【会 場】台東区ミレニアムホール
東京都台東区西浅草3丁目25番16号
(台東区生涯学習センター2F)
【主 催】国立青少年教育振興機構
【共 催】NPO法人日本子守唄協会
※先着300名様に招待券を発送、定員になり次第締切らせて
いただきます。
■ 朗読「おじぞうさんはいつでも」
稲村なおこ(歌手)
三好えり子 年長 (歌の会・なおちビレッジ)
本島大夢 2年生(スマイルキッズ)
小野まひろ 5年生(スマイルキッズ)
■ 絵本とおとぎ話
西舘好子(日本子守唄協会理事長)
山折哲雄(宗教学者)
石井正己(東京学芸大学教授)
■ 世界のこもりうた
オルリコ(歌手)
呉 小芸(ウー ショウイン)(歌手)
稲村なおこ(歌手)
川口京子(歌手)
長谷川芙佐子(ピアノ)
大塚幸穂(チェロ)
【 出 演 者 紹 介 】
西舘 好子 (にしだて よしこ)
NPO法人日本子守唄協会 理事長
東京・浅草生まれ。1982年劇団こまつ座主宰、演劇のプロデュースを手掛ける。1985年、第20回紀伊国屋演劇団体賞を受賞。1995年スポーツニッポン文化大賞受賞。30年に及ぶ演劇活動、DV、子供の虐待、女性問題への活動などを経て、2000年日本子守唄協会設立。現在は女性史の一つともいえる子守唄に取り組んでいる。
山折 哲雄(やまおり てつお)
宗教学者
1931年生まれ。岩手県出身。東北大学文学部インド哲学科卒業。東北大学文学部助教授、白鳳女子短期大学学長、京都造形芸術大学大学院長などを経て、現在、国際日本文化研究センター名誉教授。著書に『仏教とは何か』『神と仏』など。
石井 正己 (いしい まさみ)
東京学芸大学教授
1958年、東京に生まれ、東京学芸大学教授・一橋大学大学院連携教授・柳田國男松岡家記念館顧問。『遠野物語の誕生』『遠野の民話と語り部』『昔話と観光』『文豪たちの関東大震災体験記』『桃太郎はニートだった!』などの単著のほか、『子どもに昔話を!』『昔話を語る女性たち』『子守唄と民話』『震災と民話』などの編著を通して、現代社会における子守唄や民話の意義を発信しつづけている。
オルリコ (ボルジギン・オルリコ)
歌手
1995年、中国西北民族学院・舞踏系に入学、専門的にモンゴル伝統舞踏を学ぶ。在学中は中国少数民族芸術団の一員に選ばれドイツ、フランス、オランダなどヨーロッパ公演に参加。その後来日し、モンゴル舞踏家として日本で活動中の母親と共に活動中。母親はモンゴル伝統民族舞踏家として日本で活動中、妹は馬頭琴の奏者。『ボ』姓は、チンキスハーンの一族とされ、まさにモンゴル帝国の伝統と文化を引き継ぐ芸術一族。
呉 小芸 (ウーショウイン)
歌手
中国、国立東方歌舞団正団員、80年代中華人民共和国青年代表歌手として中国を始め、香港、カナダ等公演活動を行っている。1988年CBSソニー25周年記念の「エージアンインターナショナル歌手オーデイション」でグランプリ獲得、その後、数々のテレビ番組、ラジオ番組に出演、その歌唱力で現在も幅広い分野で活躍中。
稲村 なおこ (いなむら なおこ)
歌手
国立音楽大学卒業後、NHK教育テレビ「ワンツー・どん」の歌のお姉さんとして4年間レギュラー出演。NHK「みんなの童謡」「やさしい日本語」テレビ朝日「題名のない音楽会」など多数出演。話題のCMにアタックOCN。春風のように温かな歌唱とステージングには定評がある。歌の会・なおちビレッジ主宰。尾瀬の郷親善大使。第28回日本童謡賞特別賞受賞。音楽教育振興特別賞受賞など。
川口 京子 (かわぐち きょうこ)
歌手
子供の頃、歌手の上野耐之氏から歌を教わる。早稲田大学第二文学部中退。その後歌唄いになり、日本歌曲、童謡、唱歌、叙情歌、民謡、子守唄、などを中心にコンサート活動をしている。これまでに「北原白秋を唄う」「野口雨情を唄う」「日本の唱歌」といったテーマでソロコンサートを行う。1999年度日本童謡賞特別賞受賞。
長谷川 芙佐子 (はせがわ ふさこ)
ピアノ
国立音楽大学ピアノ科卒業。クラシック、ポップス、タンゴ、童謡・唱歌、子守唄、民謡などオールラウンドマルチプレーヤーとして独自の世界を持ち、ソロ活動のほか様々なジャンルの演奏家と演奏およびアレンジャーとして共演、全国で演奏活動をしている。第43回日本童謡賞特別賞受賞。
大塚 幸穂 (おおつか さちほ)
チェロ
カナダ生まれ、アメリカ育ち。7歳よりチェロを学び始め、16歳でボッケリーニのチェロ協奏曲をオーケストラと共演、ヴィゴーラ弦楽四重奏でプロ活動をする傍ら、アメリカのナショナル・ユース・オーケストラなど、最高レベルの音楽祭に参加し、オバーリン音楽院入学、首席で卒業。2001年、本拠地を日本に移し、埼玉県小川町在住。
絵本と子守唄のつどい
撮影:日本子守唄協会
平成27年8月9日(日)台東区生涯学習センター2F ミレニアム
ホールにて「絵本と子守唄のつどい」が開催されました。
当日会場には、まだベビーカーに乗る子どもからおじいちゃん
おばあちゃんまで、幅広い年齢の方々にお越しいただきました。
第1部
〜朗読〜
開会に先立ちまして登場してくだっさったのは、年長さんの
三好えり子ちゃん・小学2年生 本島大夢くん・小学5年生
大野まひろちゃんです。歌手の稲村なおこさんと共に山折哲雄
さん 文/永田萠さん 絵の絵本「おじぞうさんはいつでも」を
朗読してくださいました。緊張している様子の子どもたちでし
たが、最後まで元気いっぱいに読んでくださいました。
小野まひろ 5年生(スマイルキッズ)
本島大夢 2年生(スマイルキッズ)
三好えり子 年長(歌の会・なおちビレッジ)
歌手:稲村なおこ ピアノ:久保祐子
朗読のあとは、「おじぞうさんはいつでも」の作者 山折哲雄
さんが登場してくだり、子どもたちの質問に答えてくださいま
した。
「どんな気持ちで絵本を書きましたか?」という質問に対し
「いきなり難しい質問ですね(笑)。このお話は東日本大震災
がきっかけで思いつきました。被災地に訪れたとき、親子のお
じぞうさんの前で手を合わせる人々を見て、おじぞうさんは亡
くなった人と生きている人の間を取り持っているのかと気付い
たのです。」と終始笑顔で答えてくださいました。
〜絵本とおとぎ話〜
宗教学者 山折哲雄さま・東京学芸大学教授 石井正己さまをお
迎えし、おとぎ話をテーマとしたお話がありました。
「昔ばなしには、2つの思想があります。」という石井さん。
「つるの恩返しや桃太郎など、恩返しをテーマにしたもの。そ
して反対に、かちかち山や赤穂浪士などの敵討ちをテーマにし
たものの2つに分かれます。しかし、敵討ちというのは今の近
代では許されないことですね。昔ばなしには言い伝えや、悪い
ことをすると自分に必ず返ってくるよという、教訓も含まれて
いるのです。」
日本子守唄協会理事長:西舘好子
宗教学者:山折哲雄
東京学芸大学教授:石井正己
第2部
〜世界の子守唄〜
第2部では数々の子守唄が紹介されました。韓国・モンゴル・中国。
ピアノとチェロでは、フランスやギリシャロシアからインドまで。
そして最後はやはり日本の子守唄。東北地方から沖縄まで。
さまざまな子守唄が紹介されました。
柳 蓮淑(ユ ヨンスク)
歌手:オルリコ
歌手:呉 小芸(ウー ショウイン)
ピアノ:長谷川芙佐子
チェロ:大塚幸穂
歌手:稲村なおこ
歌手:川口京子
ご来場くださいましたみなさま本当にありがとうございました。