主 催:NPO法人日本子守唄協会
共 催:公益財団法人浄土宗ともいき財団
※この公演は、公益財団法人JKA からの競輪公益資金による補助金の交付を受けて開催されます。
■ 基調講演
震災後方支援の後に残された問題
本田敏秋 遠野市長
■ ミニ講演
福島の子供達に未来を
赤坂憲雄 民俗学者
今こそ母親の力を
三砂ちづる 作家・津田塾大学教授
■ シンポジウム
いまどうしたら虐待の無い世界をつくれるか
本田敏秋 赤坂憲雄 三砂ちづる
進 行:西舘好子(日本子守唄協会理事長)
ご挨拶:藤木雅雄(公益財団法人 浄土宗ともいき財団事務局長)
− 出演者プロフィール −
本田 敏秋 (ほんだ としあき)
岩手県遠野市長
神奈川大学法学部卒。1970年(昭和45年)岩手県庁入庁。消防防災課長、工業振興課長、企画調整課長、久慈地方振興局長などを経て2002年(平成14年)の旧遠野市長選で初当選。2005年(平成17年)の合併に伴う新市長選に無投票当選。現在通算3期目。東日本大震災では市として官民一体の指揮を執り沿岸被災地の後方支援活動を行っている。また、次世代を担う子ども達のために持続可能な社会を目指し中学校再編、総合食育センターの整備等を手掛けている。遠野市出身。1947年(昭和22年)8月10日生まれ66歳。
赤坂 憲雄 (あかさか のりお)
民俗学者、学習院大学教授、福島県立博物館館長
遠野文化研究センター所長。専門は東北文化論と日本思想史。「東北学」を掲げて、地域学の可能性を問いかけてきたが、最近は、あらたな近代思想史へのアプローチの道を探りはじめている。主な著書に、『異人論序説』(ちくま学芸文庫).『山の精神史』(小学館ライブラリー).『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫).『東西/南北考』(岩波新書).『岡本太郎の見た日本』(岩波書店).『東北知の鉱脈』(荒蝦夷).『婆のいざない』(柏書房)ほか多数。
三砂 ちづる (みさご ちづる)
津田塾大学国際関係学科教授
1958年山口県生まれ。兵庫西宮で育つ。京都薬科大学卒業。ロンドン大学phD(疫学)。主な著書『オニババ化する女たち』(光文社新書)『赤ちゃんにおむつはいらない』(勁草書房)、『女子学生、渡辺京二に会いに行く』(医学書院)。小説『月の小屋』『不完全燃焼、ベギーバギー、そして暴力の萌芽について』(毎日新聞社)。翻訳書パウロ・フレイレ『非抑圧者の教育学』(亜紀書房)など。
西舘 好子 (にしだて よしこ)
NPO法人日本子守唄協会理事長・遠野市文化センター顧問
東京・浅草生まれ。1982年劇団こまつ座主宰、演劇のプロデュースを手掛ける。1985年、第20回紀伊国屋演劇団体賞を受賞。1995年スポーツニッポン文化大賞受賞。30年に及ぶ演劇活動、DV、子供の虐待、女性問題への活動などを経て、2000年日本子守唄協会設立。現在は女性史の一つともいえる子守唄に取り組んでいる。
藤木 雅雄 (ふじき まさお)
公益財団法人 浄土宗ともいき財団事務局長・理事
1954年生まれ。浄土宗僧侶。2007年(公財)浄土宗ともいき財団(旧浄土宗報恩明照会)事務局長に就任。地域と寺院のつながりを強化することを目的とした地域振興イベントやお寺での講演会などのプロデュースを手掛ける。また財団の事業として、被災地支援や僧侶・寺院が行う相談活動、ミャンマーなど仏教国の子供達を支援する活動に精力的に取り組んでいる。迎接院住職。
講演とシンポジウム
子供の未来は日本の未来
撮影:日本子守唄協会
会場の準備で基調講演に使用されるプロジェクターの試写が行
われています。
西舘理事長が開催のあいさつでシンポジウム開催の意義につい
て話しました。
公益財団法人浄土宗ともいき財団事務局長・藤木雅雄氏が共催
団体としてごあいさついたしました。
本田敏秋・遠野市長が「沿岸被災地後方支援活動」〜わらすっ
この歓声が響きわたるまちづくり〜と題して基調講演をされま
した。
藤木雅雄氏、本田敏秋氏、西舘理事長に赤坂憲雄氏(民俗学
者)、三砂ちづる(津田塾大学教授)を交えて「いまどうした
ら虐待のない世界をつくれるか」をテーマにシンポジウムが行
われました。
西舘理事長の司会進行で児童虐待防止について、それぞれのお
立場からご意見を伺いました。
三砂ちづる氏は教育者として教育現場での指導虐待の取り上げ
方は学生への多王について話されました。
赤坂憲雄氏は福島の子供達の現状について原発の問題を交えて
お話されました。
藤木雅雄氏は宗教家の立場から児童虐待への宗教のかかわりに
ついて話されました。
本田敏秋氏は遠野市長として行政の役割についてお話されまし
た。
会場には教育関係者、学生、自治体関係者等、多方面の方々が
参加されました。