子守唄と銀杏岡八幡神社
江戸時代に伝わった我が国の子守唄やわらべ歌を集成し、高く評価されている「童謡集」は釈行智(しゃくぎょうち)の著によるものです。
行智(1778〜1841)は、銀杏岡八幡神社の氏子一同により享和三年(1803)別当寺として勧請された覚吽院(かくうんいん)にて阿光坊と称して修験僧となり、後に住職となるなど台東区にゆかりがあります。
行智は、採録した子守唄を「寝かせ唄」「見覚め唄」「遊ばせ唄」など細かく分類し、子供の暮らしの背景がよく解るように書き残すなどして、その伝承に努めました。
平成23年11月2日
銀杏岡八幡神社
江戸子守唄の碑 除幕式
撮影:日本子守唄協会
除幕式には銀杏岡八幡神社の氏子の方々や地元の方々がご出席
くださいました。
お祓いを受ける出席者の方々。
日本子守唄協会西舘理事長も玉串を供えました。
子守唄と銀杏岡八幡神社の碑の除幕を行う、西舘理事長。
地元の方々の長い間の努力が実り、江戸の子守唄とともに釈行
智の功績が永く伝えられることとなりました。
除幕式にご出席された方々の記念写真。
最後に皆様に手を締めていただき、除幕式は滞りなく終了いた
しました。
銀杏岡八幡神社は台東区浅草橋 1-27-11
(JR・都営地下鉄・浅草橋駅下車1分)