− 講師プロフィール −
西舘 好子(にしだて よしこ)
NPO法人日本子守唄協会理事長、(社)民族音楽協会副理事長、法然上人をたたえる会 会員
東京・浅草生まれ。1982年劇団こまつ座主宰、演劇のプロデュースを手掛ける。1985年、第20回紀伊国屋演劇団体賞を受賞。1995年スポーツニッポン文化大賞受賞。30年に及ぶ演劇活動、DV、子供の虐待、女性問題への活動などを経て、2000年日本子守唄協会設立。現在は女性史の一つともいえる子守唄に取り組んでいる。
湯川 れい子(ゆかわ れいこ)
音楽評論家/作詞家
東京都目黒で生まれ、1960年、ジャズ評論家としてデビュー。その後、ラジオのDJ,ポップスの評論・解説を手がけ、現在にいたる。作詞家、アニメ映画の日本語訳詞、音楽プロデュース、執筆活動など多方面で活躍。近年、ボランティア活動に多くの時間を割き、環境問題や音楽療法などの講演を精力的に行っている。日本音楽療法学会の理事、および日本子守唄協会理事を務める。
藤村 志保(ふじむら しほ)
女優、法然上人をたたえる会 会員
神奈川県川崎市出身、フェリス女学院高等部卒業。昭和37年、大映映画島崎藤村の「破戒」で映画女優としてデビュー。亡き市川雷蔵の相手役として「忍びの者」「眠狂四郎」等多数の時代劇に出演。最近は「てるてる家族」「ねばる女」TBS「温泉へ行こう」等のテレビドラマや、舞台「父の詫び状」「冬の運動会」、映画は「カーテンコール」や「二人日和」等に出演。また、源氏物語や童話の朗読に積極的に取り組んでいる。地唄舞を亡き武原に師事、国立大劇場にてリサイタルを開いている。
川口 京子(かわぐち きょうこ)
歌手
子供の頃、歌手の上野耐之氏から歌を教わる。早稲田大学第二文学部中退。その後歌唄いになり、日本歌曲、童謡、唱歌、叙情歌、民謡、子守唄、などを中心にコンサート活動をしている。これまでに「北原白秋を唄う」「野口雨情を唄う」「日本の唱歌」といったテーマでソロコンサートを行う。1999年度日本童謡賞特別賞受賞。
長谷川 芙佐子(はせがわ ふさこ)
ピアノ
国立音楽大学ピアノ科卒業。童謡歌手、声楽、器楽、合唱の伴奏者として、数多くの演奏会、放送、レコーディングに演奏、編曲で参加。テレビ朝日「題名の無い音楽会」「北原白秋童謡フェスティバル」、日本童謡協会およびテレビ朝日主催「全国童謡歌唱コンクール」の公式ピアニスト、ほか。クラシックからポップス、民謡などオールラウンドプレーヤーとして活躍中。
被災地復興支援
出前寺子屋 in 大槌町「応援メッセージと唄」
撮影:日本子守唄協会
大槌町に近づくと山のような瓦礫の集積所が見えてきました。
かつて街並みがあったことが信じられないほど、何も残ってい
ない大槌町。4月3日の盛岡支部からの支援活動写真には民宿
の屋根に取り残された遊覧船が映っていました。
解体が進む、鉄骨だけが残された建物。
焼けただれた建物、津波で流された重油が町中の建物を焼き尽
くしました。
河口の水門の手すりが津波の力で押し曲げられています。
多くの職員の方がお亡くなりになった大槌町役場。
会場の大念寺でお出迎えくださった被災者の方と握手をする湯
川れい子さん。
大念寺にはお骨箱が所狭しと並べられていました。
会場となった大念寺、坂の上にあって被害をまぬがれました。
焼けただれた町立大槌小学校。町中が渦巻く津波と火の海に焼
き尽くされた中、大念寺を類焼から守ってくれました。
位牌堂で手を合わせる西舘理事長。
宗派を問わず収められたお位牌とお骨箱。
参加された方々にお話をする西舘理事長。
現在収録中のテレビドラマのエピソードから親子の命のつなが
りについてお話をする藤村志保さん。
エルビスプレスリーが敬虔なキリスト教徒だったというお話を
から、心のよりどころについてお話をする湯川れい子さん。
会場の皆様と全員でお亡くなりになられた方々に手を合わせま
した。
被災直後は毎日数えきれないほどの葬儀が営まれたという大念
寺。今も新しい卒塔婆が並んでいます。
日本子守唄協会盛岡支部の皆さんが届けて下さった支援物資。
盛岡支部は4月初めから何度も大念寺に支援物資を運んで下
さっています。
川口京子さんが東北地方の子守唄を方言を交えて歌って下さい
ました。伴奏は長谷川芙佐子さんです。
近くの幼稚園から子どもたちが来てくれました。
川口さんが子ども達に歌っている間、湯川さんと藤村さんが皆
様に記念のトンボをお配りしています。
藤村志保さんが子ども達に絵本の読み聞かせをして下さいまし
た。
湯川れい子さんが会場の皆様に体調を整える呼吸法を教えて下
さいました。
子ども達と保母さんと一緒に記念写真です。
ご参加してくださった皆様とも記念写真を撮りました。
参加して下さった方からお話を聞く湯川れい子さん。
参加して下さった方からお話を聞く西舘理事長。
炊き出しの食事をいただく子ども達。
皆様のサインに応じる藤村志保さん。
お寺の厨房は大忙しです。多い時は150人の被災者の食事を
賄ったということでした。
皆様のサインに応じる湯川れい子さん。
大槌町から石巻に向かう途中に通った陸前高田市の高田松原。
4月9日以来の光景ですが瓦礫の撤去が進んでいませんでした。
瓦礫の山の中にポツンと立つ奇跡の一本松、以前は美しい松並
木でした。
石巻市の西光寺門前のお墓は津波で全てなぎ倒されていました。
床上まで津波が押し寄せた西光寺。倒壊を免れた建物は避難所
として役目を果たしました。
ご参加の皆様に話しかける西舘理事長。この本堂も被災直後は
ヘドロで埋め尽くされていたということでした。
歌から力をいただき励まされたというお話をする湯川れい子さ
ん。体験からのお話はご参加の皆様の心に沁みこんだようでし
た。
お話の後に松永伍一さんの詩「こもりうた」を朗読する藤村志
保さん。
ご本尊の前で子守唄を歌う川口京子さん。
ピアノ伴奏は長谷川芙佐子さん、白いピアノは手入れをされて
なんとか使用できるようになっていました。
ご参加の方と言葉を交わす藤村さん。西舘・湯川・藤村、3女
史が三婆と称して参加して下さった方々とやり取りをしました。
会場からのリクエストで文部省唱歌「海」を歌う川口京子さん。
会場の皆様もご一緒に歌って下さいました。
代表の方から暖かいお礼のお言葉をいただきました。震災以来、
初めて海の唄を歌って、海の良さを思い出しましたというお話
が印象的でした。
皆様とご一緒に記念写真です。皆様お元気で、またお会いいた
しましょう。
質問をして下さった方と握手をする湯川れい子さん。
記念写真のご希望をたくさんいただきました。
記念写真のご希望をたくさんいただきました。
西光寺の住職さんとご一緒に記念写真。いろいろとお世話にな
りました、本当にありがとうございました。