「よみがえれ 日本の唄と心」
平成23年8月31日(水)
開場 17:30 開演 18:00
終演 20:00 (予定)
[入場無料]
会 場:あえりあ遠野 交流ホール
岩手県遠野市新町1番10号
主 催:NPO法人日本子守唄協会
共 催:遠野文化研究センター
お問合せ:遠野文化研究センター
〒028-0515 遠野市東舘町3-9 遠野市立図書館内
TEL 0198(62)2340 FAX 0198(62)5758
第一部 シンポジウム「被災地への応援と文化復興に向けて」
・コーディネーター
赤坂 憲雄(遠野文化研究センター所長、学習院大学教授、
東日本大震災復興構想会議委員)
・パネラー
湯川 れい子(作詞家・音楽評論家)
藤村 志保(女優)
西舘 好子(日本子守唄協会理事長)
第二部 「やすらぎの歌コンサート」
川口 京子 (歌手)
長谷川 芙佐子 (ピアニスト)
演奏予定曲
この子の可愛さ
東北の子守唄メドレー
座敷わらしの子守唄
星めぐりの歌
故郷 他
− 出演者 −
赤坂 憲雄(あかさか のりお)
1953年5月23日生。民俗学者、同大学東北文化研究センター所長、福島県立博物館館長。東京大学文学部卒業。東北学を提唱、確立した。大学に常勤職を持たない在野の学者として有名であったが、1992年に東北芸術工科大学助教授に就任。東北文化研究センター設立後、1999年『東北学』(作品社)を創刊。2004年より第2期季刊『東北学』(柏書房)の刊行が開始されている。2007年『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞受賞(選考委員・荒川洋治)、2008年同書で芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。2011年4月1日遠野文化研究センター設立・所長に就任。
湯川 れい子(ゆかわ れいこ)
音楽評論家/作詞家
東京都目黒で生まれ、1960年、ジャズ評論家としてデビュー。その後、ラジオのDJ,ポップスの評論・解説を手がけ、現在にいたる。作詞家、アニメ映画の日本語訳詞、音楽プロデュース、執筆活動など多方面で活躍。近年、ボランティア活動に多くの時間を割き、環境問題や音楽療法などの講演を精力的に行っている。日本音楽療法学会の理事、および日本子守唄協会理事を務める。
藤村 志保(ふじむら しほ)
女優
神奈川県川崎市出身、フェリス女学院高等部卒業。昭和37年、大映映画島崎藤村の「破戒」で映画女優としてデビュー。亡き市川雷蔵の相手役として「忍びの者」「眠狂四郎」等多数の時代劇に出演。最近は「てるてる家族」「ねばる女」TBS「温泉へ行こう」等のテレビドラマや、舞台「父の詫び状」「冬の運動会」、映画は「カーテンコール」や「二人日和」等に出演。また、源氏物語や童話の朗読に積極的に取り組んでいる。地唄舞を亡き武原はんに師事、国立大劇場にてリサイタルを開いている。
西舘 好子(にしだて よしこ)
NPO法人 日本子守唄協会理事長
東京・浅草生まれ。1982年劇団こまつ座主宰、演劇のプロデュースを手掛ける。1985年、第20回紀伊国屋演劇団体賞を受賞。1995年スポーツニッポン文化大賞受賞。30年に及ぶ演劇活動、DV、子供の虐待、女性問題への活動などを経て、2000年日本子守唄協会設立。現在は女性史の一つともいえる子守唄に取り組んでいる。
川口 京子(かわぐち きょうこ)
歌手
子供の頃、歌手の上野耐之氏から歌を教わる。早稲田大学第二文学部中退。その後歌唄いになり、日本歌曲、童謡、唱歌、叙情歌、民謡、子守唄、などを中心にコンサート活動をしている。これまでに「北原白秋を唄う」「野口雨情を唄う」「日本の唱歌」といったテーマでソロコンサートを行う。1999年度日本童謡賞特別賞受賞。
長谷川 芙佐子(はせがわ ふさこ)
ピアニスト
国立音楽大学ピアノ科卒業。童謡歌手、声楽、器楽、合唱の伴奏者として、数多くの演奏会、放送、レコーディングに演奏、編曲で参加。テレビ朝日「題名の無い音楽会」「北原白秋童謡フェスティバル」、日本童謡協会およびテレビ朝日主催「全国童謡歌唱コンクール」の公式ピアニスト、ほか。クラシックからポップス、民謡などオールラウンドプレーヤーとして活躍中。
「よみがえれ 日本の唄と心」
撮影:日本子守唄協会
遠野文化研究センターの荒田副所長が開会のご挨拶をして下さいました。
主催者を代表して日本子守唄協会・西舘理事長がご挨拶とシンポジウムの講師のご紹介をいたしました。
遠野文化研究センターの赤坂憲雄所長がコーディネーターを務めて下さいました。東北学の提唱者としてお立場から復興の提言をしてくださいました。
湯川れい子さんが長年の作詞家としての経験を交えてお話して下さいました。
女優の藤村志保さんが映画の撮影で訪れた遠野の思い出をお話しながら、これからの復興についてお話して下さいました。
西舘理事長がこれまでの日本子守唄協会の支援活動の報告や、これからの支援活動についてお話しました。
コーディネーター、パネリストの方々が専門の立場から文化の復興について有意義な提言をして下さいました。
川口京子さんが東北地方の子守唄や宮沢賢治の家に伝わる子守唄「道端の黒地蔵」を歌ってくださいました。
被災者の方からのリクエストで「浜辺の歌」を歌う川口京子さん、ピアノ伴奏は長谷川芙佐子さんです。
及川遠野市副市長と日本子守唄協会盛岡支部長の赤坂みどりさんにも加わって頂き、会場の皆様とご一緒に「故郷」を歌ってお別れしました。