明日へのことづて
天台宗 京都五ヶ室門跡の一つ 青蓮院
初夏の風がわたる庭を観ながら語る三賢人
懐かしい調べの中で私達の心は癒され和む
日 時 平成23年6月25日(土)
開場18時30分
開演19時00分
場 所 京都 青蓮院
(京都市東山区栗田口三条坊町 TEL 075-561-2345)
入場料 一般 5,000円 / 会員 3,500円 全席自由
※入場料の一部を『やすらぎの歌とどけ隊』として、被災地
に歌をとどけさせていただきます。
※当日当協会へご入会の方は、会員価格にてご入場いただけ
ます。
※ご来場のみなさまへ記念品を贈呈させていただきます。
主 催 社団法人日本民族音楽協会・NPO法人日本子守唄協会
共 催 株式会社 全管連
後 援 京都市・京都市教育委員会・京都新聞社・読売新聞大阪支社
この公演は、日本財団の助成金を受けて実施します。
− プログラム −
第一部 お話「今伝えたいこと」
出演:山折 哲雄 (宗教学者)
青木 新門 (詩人)
東伏見 慈晃(青蓮院門跡)
司会:西舘 好子 (日本子守唄協会理事長)
休 憩
京都のわらべうた
出演:久ぼた なお子
第二部 心の歌「復興を目指して 私の唄をうたおう」
歌手:李 広宏(歌手)
− 出演者プロフィール −
青木 新門(あおき しんもん)
詩人。1937年富山県(下新川郡入善町荒又)生まれ。1993年葬式現場の体験を「納棺夫日記」として著しベストセラーとなり全国的に注目される。著書に「納棺夫日記」小説「柿の炎」詩集「雪道」童話「つららの坊や」随筆集「木漏れ日の風景」など
山折 哲雄(やまおり てつお)
宗教学者。岩手県出身。東北大学助教授、国立歴史民俗博物館教授、白鴎女子短期大学学長、京都造形芸術大学大学院長などを経て、現在、国際日本文化研究センター名誉教授。著書に「日本人の宗教感覚」「鎮守の森は泣いている」など多数。
東伏見 慈晃(ひがしふしみ じこう)
青蓮院門跡。昭和17年6月21日、青蓮院門跡東伏見慈洽前門主(香淳皇太后陛下実弟)の次男として京都に生まれる。平成5年まで、現りそな銀行勤務。平成6年青蓮院執事長に就任。平成13年大正大学にて、天文学、仏教学の博士課程を修了。平成15年12月青蓮院門跡第49世御門主拝命。
西舘 好子(にしだて よしこ)
NPO法人日本子守唄協会 理事長、社団法人日本民族音楽協会 副理事長。東京・浅草生まれ。1982年劇団こまつ座主宰、演劇のプロデュースを手掛ける。
李 広宏(Lee Co_Co)
歌手。1961年2月16日蘇繍生まれ。16歳のときに中国伝統劇滬劇俳優となり、蘇州青年演劇祭において最優秀賞受賞。1987年来日。97〜98アメリカに留学。「家族愛・人類愛・そして世界の平和」をテーマに音楽を通じて日本と中国の文化の架け橋になりたいと活動している。
久ぼた なお子(くぼた なおこ)
京都生まれ。2006年空き、服部良一記念大阪音楽祭「ザ・ストリートミュージシャングランプリ’06にて516組(1618名)の中からグランプリを受賞。現在、子守唄を勉強中。
京都・青蓮院奉納コンサート
「明日へのことづて」
親学を考える 〜子守唄から親守唄〜
撮影:日本子守唄協会
青蓮院を象徴する天然記念物、門前の大クスノキがお出迎え。
早朝5時から音響照明の機材が搬入されて会場設営が行われました。
重要文化財に配慮して、慎重に椅子が並べられていきます。
午後6時の開場時間には受付に行列ができました。
会場の青蓮院宸殿はお客様で満席です。
司会進行は西舘理事長が務めました。
阿弥陀佛をおまつりした宸殿で、お話「今伝えたいこと」が始まります。
映画「おくりびと」の原作「納棺夫日記」の著者、青木新門さんがご自身の経験をもとに生と死、親から子への伝承についてお話くださいました。
宗教学者の山折 哲雄さんは東日本大震災を例に、日本に古くから伝わる無常観と親子の情愛についてお話くださいました。
青蓮院門跡の東伏見慈晃さんが親子との絆と現代の宗教の役割についてお考えを述べられました。
京都のわらべうたを歌う、地元宇治市の久ぼたなお子さん。
心の歌「復興を目指して 私の唄をうたおう」では、李広宏さんが被災地の復興を祈って、日本語と中国語で歌を捧げました。
最後に会場の皆さんとご一緒に「故郷」を歌ってお別れしました。