「やすらぎの歌とどけ隊」活動報告
4月29日 岩手県下閉伊郡山田町
山田町立織笠小学校
撮影:日本子守唄協会
日本子守唄協会盛岡支部のある赤坂病院。この病院の3階と
南仙北保育園ならびに会員の岩井沢さんが提供してくださった
スペースを使って、赤坂支部長はじめ盛岡支部の皆さまが支援
物資の仕分け作業をし、被災地に届けてくださっています。
盛岡支部でチャーターしてくださったマイクロバスが海の見
える所に差し掛かった途端に被災地が目に飛び込んできました。
家の形は残っていても家の中は海水で運ばれた泥に埋もれてい
ます。
宮古湾の奥にある自動車販売の建物。ひと月前に支援物資を
届けた盛岡支部の皆さんのお話では、その頃と比べてずいぶん
瓦礫が片付いたという感想でした。
津波で流されて上下が逆になった建物。
災害派遣の自衛隊のトラックが通ります。
真新しい大きな家の壁に、"こわして下さい"という文字が赤
いスプレーで大きく書かれています。
流された車の中からも遺体が見つけられたということでした。
流された宅地に取り残された漁船には、撤去OKとスプレーさ
れています。
道路わきに積まれた折れた電柱や漁船。
鉄骨だけが残った建物にはツバメが巣作りをはじめていまし
た。
4月29日は祝日で昭和の日、積み上げられた畳のそばに国
旗が掲揚されていました。
津波で破壊された堤防の残がい。青空に白いカモメが飛んで
います。
高台にあり被害を免れた山田町立織笠小学校。スズメとカッ
コウの鳴き声が印象的でした。
避難所となっている体育館入口。
避難所に貼り出されている注意書き。
避難所の掲示板。
玄関の注意書き。
玄関の注意書き。
避難所の掲示板。
避難所の掲示板。
赤坂支部長が避難所の皆さまにごあいさつ。
体育館に掲げられた織笠小学校の校歌。歌詞には山田町の素
晴らしさが謳われています。
被災者の皆さまに歌を届ける綾乃ひびきさん。
小さなお子さんがいらっしゃる所には、小さなこいのぼりが
飾られていました。
被災者の皆さんの生活の場となっている体育館に綾乃さんの
歌が流れ、皆さんが静かに聞いてくださいました。
被災者の皆さんが綾乃さんのもとに握手しに来て下さいまし
た。
笑顔と握手でお別れしました。
織笠小学校の皆さん、暖かく迎えて下さいまして、本当にあ
りがとうございました。また、お会いしましょう。