恩賜上野動物園(園長 小宮 輝之)では、これまで季節のイベントで動物が出てくる歌の合唱や、動物をテーマにした曲の演奏を行ってきました。童謡に多くの動物が出てくることは知られていますが、日本の「子守唄」にも動物がたくさん出てきます。このたび、NPO法人日本子守唄協会の共催で、動物の親子に関する講演と、動物が出てくる子守唄の演奏を行いますのでお知らせします。
1.日時 平成21年8月22日(土)
13:30〜15:00
2.場所 西園 動物園ホール
3.内容(1)13:30〜14:10
講演「動物の親子」
中川志郎氏
(2)14:15〜15:00
演奏「動物が出てくる子守唄」
稲村なおこ氏(歌手)
久保祐子氏(ピアノ)
4.備考 先着140名
※当日、西園 動物園ホールにお集まり下さい。
5.共催 NPO法人日本子守唄協会
都立多摩動物公園園長、都立恩賜上野動物園園長、(財)東京動物園協会理事長、茨城県自然博物館館長を歴任。1998年より(財)日本動物愛護協会理事長に就任、環境庁中央環境審議会委員、WWFジャパン理事、国立科学博物館評議員等を兼務し現在に至る。著書に、『動物園学ことはじめ』(玉川大学出版部)、『動物考』(未来社)、『動物愛情学』(朝日新聞社)などがある。
NHK教育テレビ「ワンツー・どん」の歌のお姉さんとして活躍し、NHK「みんなの童謡」、テレビ朝日「題名のない音楽会」などに多数出演。1998年に第28回日本童謡賞特別賞、2004年に音楽教育振興特別賞受賞。
(撮影 小島由起夫)
東京音楽大学ピアノ科卒業。クラシックからジャズまで幅広い演奏活動を行い、子守唄、童謡など日本の歌に関する活動も展開している。「千の風になって」、「フルートで奏でる日本の歌」などのアレンジ譜が発売されるなど、編曲でも活躍中。
動物が出てくる子守唄
〜親と子を結ぶ絆の唄〜
撮影:日本子守唄協会
会場の動物園ホールは恩賜上野動物園の西園にあり、目の前の不忍池にハクチョウ・ガン・タンチョウ・ニホンコウノトリが見えます。
恩賜上野動物園の田畑副園長が中川志郎先生(元上野動物園長)をご紹介いたします。新聞社の取材や映像収録が行われました。
中川先生は「動物たちの子守唄」と題しまして、オランウータンやパンダ、ゾウ、キリン等の親子のスライドを見ていただきながら、動物の子育てのお話をしてくださいました。
稲村なおこさんは浴衣姿で皇后陛下がカナダで歌われた「ゆりかごのうた」や「小山の子兎」など動物の出てくる子守唄を歌ってくださいました。ピアノ伴奏は久保祐子さんです。
夏休み中とあって、お子さん連れで参加されたご家族がたくさんいらっしゃいました。会場には子ども達の元気な声がこだましました。
会場にはペンギンや鶴など剥製が展示されていて、親子で一緒に子守唄を楽しんでいただきました。
終了後、稲村なおこさんと中川志郎先生に記念撮影をお願いいたしました。楽しいお話と素敵な歌声にお客様は大喜びでした、本当にありがとうございました。