|
|
ねんねしなされ - 竹野郡弥栄町黒部
ねんねしなされ
竹野郡弥栄町黒部
ねんねしなされ おやすみなされ
あすはおまえさんの 誕生日
誕生日には 豆のままたいて
連れて参ろや ののさまへ
連れて参ったら どういうて拝む
一期この子が まめなよに
一期この子が まめのような子なら
三升酒買うて 祝いしょう
ねんねしなされ まだ夜はあけぬ
あけりやお寺の 鐘がなる
鐘がなるかや 撞木がなるか
鐘と撞木の間がなる
この子さんは よう泣く子さん
乳が不自由なか 親ないか
乳はたくさん 親あるけれど
泣くが仕事で 泣くわいな
旦那ようきけ おかみさんもようきけ
守りいじると 子にあたる
守りいじって 子にあてられ
傷のない子に 傷させる
お主さんなよ 子がかわいけりゃ
守りも大事に しておくれ
お主さんなよ 傘買うておくれ
傘のえぼりで 子がぬれる
なんぼ泣いても この子さんは大事
三度 三度の ままのたね
ねんね子守りは 日の暮れが大事
朝やねおきは なお大事
子守り大将さん 連れにしておくれ
豆の十粒も よけい上げる
守りは守り連れ 子は子ども連れ
若いねんさん 男連れ
親が親なり 世が世であれば
つらいつとめは させはせぬ
この子よう泣く 袂へ入れて
川へ流そか 子にやろか
川へ流せば 魚がとめる
魚とめるな 日がくれる
楽譜 歌詞 A4縦 1頁
|
|
|
|