久美浜の子守歌(A) - 熊野郡久美浜町須田
久美浜の子守歌(A)
熊野郡久美浜町須田
ねんねしなされ きょうは二十五日
あすはおまえの 誕生日
誕生日には 豆のままたいて
連れて参ろや ののさまへ
連れて参れば どういうて拝む
一期この子が まめなよに
ねんね長松 長太郎はどこへ
長太郎丹波へ 米買いに
米も安なる はかりもよなる
道もちこなる はよもどれ
こんな泣く子の 守りどもいやよ
いんで草刈り するがよい
ねんねした子は かわいうてならぬ
おきて泣く子は 腑が悪い
こんな泣く子は オカメにかましょ
オカメこわいわいな ねるわいな
うちの子さんは よう泣く子さん
乳がたらぬか ねじれたか
乳はたくさん ありますけれど
これはこの子の 生まれつき
ねんねしなされ ねた子はかわい
おきて泣く子は つら憎や
つらの憎いのにゃ つららがさがる
つららさがれよ やつさがれ
この子さんの お正月べべは
梅にうぐいす 竹に虎
竹に雀は しなよくとまる
とめてとまらぬ 色の道
ねんねしてくれ まだ夜は明けぬ
明けりゃ お寺の 鐘がなる
鐘がなるかな 撞木がなるか
鐘と撞木の 間がなる
楽譜 歌詞 A4縦 1頁
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