「初めまして」のごあいさつの代わりに、子どもに「あやし唄」で対面します。
まっすぐに目を見て、五感をフル活用して「私がママよ」といった感じです。赤ちゃんが反応してくれればどんなにうれしいでしょう。
昔、医学も科学も進歩していないとき、赤ちゃんのお医者様はお母さんでした。異常があれば赤ちゃんは無反応、無感動になります。遊ばせながら、怖がらせずに、お母さんが健康をチェックするのです。
赤ちゃんはなでられたり、触られたり、もまれたりするのが大好きです。手取り足取り、ときには軽くたたいたり、顔の表情をおかしくして笑わせたりします。不思議なことに昔からの「気功」のツボが、あやし唄や遊び唄にはたくさん入っているのです。
昔の人の知恵のかたまりが、唄を通して子どもに通じていくのでしょうか。
※子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動