「産まれてはじめて聴く唄」「抱擁の唄」「親と子がお互いに絆を確かめる唄」・・・、
子守唄は自分では歌えない幼児たちのための唄です。
「三つ子の魂、百まで」の言葉の通り、心の中に残る大切な情操教育のあるべき形として子守唄の大切さを、現代の子育てに悩むお父さんやお母さん、また、命をつなぐことに切実となったおじいさんやおばあさんに是非知っていただきたいと考えています。
幼児期の成長過程における情緒の形成の重要性は、近年、医学的にも確認されており、子守唄を通しての親子の絆が情緒の形成に大きく貢献するものと期待されています。
また、古くから伝わる子守唄が消え去ろうとしている現状を考えるとき、日本の文化遺産として後世のために保存することも緊急を要する課題であると考えます。
虐待・いじめ・少子化等が問われている現代だからこそ、子守唄を通して“親と子の絆”“子育て支援”等に資するために、全国に事業を拡大してまいります。
■事業の内容
(1)子守唄に関する情報・楽曲収集・採譜事業・
資料(データベース)作成事業
今日まで子守唄には正式な「記録」や「保存」などがなされている専門機関はありません。日本子守唄協会では、これらの子守唄を全国で収集し、歌詞や楽曲を日本の文化遺産として保存します。
(2)子守唄普及啓発のための講演会・イベント・
シンポジウムの開催事業
当協会は“親と子の絆”“子育て支援”等、実社会における子守唄の持つ役割の大切さを普及啓発するため、各地に支部を開設するとともに、全国の自治体及び公共機関と連動して講演会・イベント・シンポジウムを開催してまいります。
(3)ホームページの開設
ホームページを開設し、日本子守唄協会の活動の紹介、子守唄の資料の収集、子守唄の資料の開示等に役立てます。
(4)協会会報誌の発行事業
協会会員及び各地域の自治体・医療機関・教育機関等への情報発信のため、年4回の情報紙「ララバイ通信」を発行します。
(5)協会の広報・宣伝活動
テレビ・雑誌・新聞等の媒体と連動して「子守唄の大切さ」を多くの方々に知っていただくために協会のPR(パブリシティ)活動を展開して行きます。
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