おまんがお父っつぁん - 下益城郡富合町
おまんがお父っつぁん
下益城郡富合町
おまんがお父っつぁんな どっちいた
かんかんかね山ゃ かね堀りに
かねが掘れたか 掘れんかしょ
おまんも行こでちゃ 泣かるげな
おまんになになに 着せてやる
下から木綿 あか小袖
上から丹後の 単物
一番上から おっぱいて
さらばさればと 行きよれば
地藏のもとの 八重桜
一枝折りては 髪にさし
二枝折りては 肩にさし
三枝折るまじゃ 日が暮れた
姉方の方に 泊まろうか
伯母方の方に 泊まろうか
伯母方の方に 泊まったら
たたみはせまし 夜は長し
ここはどこよと たずねたら
ここはなだいの かけどころ
なだけかけたる そのあとは
親にしんがん 子に四貫
明日は伯母女に 四十五貫
四十五貫の ぜにかねば
高い米買て 船に積み
船はどこまで 大阪まで
大阪みやげは なになにか
一で香箱 二で鏡
三で薩摩の 板を買て
坂屋奉行して 門たてて
門のぐるりに 杉うえて
杉のみどりに 鳴く鳥は
雁かすいしょか 鵜の鳥か
鵜のじゃござらぬ 御所の鳥
御所の鳥とり いげふんだ
いげはなにいげ ぐゎくゎらいげ
姉さんどうぞ ほってくれ
今日は暇なし お暇なし
明日の晩の月の夜に ほってやろ
わたしがそのとき 死ねるなら
ろうそく線香 たのみます
楽譜 歌詞 A4縦 1頁
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