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　ねんねん唱名　じょうさんげ
　三月じゅうは　よろこべよ
　よろこび心の　おこるのは
　弥陀の本願　きいたゆえ
　弥陀の本願　きいたのは
　すぐにこいとの　ご勅令
　勅令きいたが　信心よ
　信心ひとつで　まいるのよ

楽譜 歌詞 Ａ４縦 １頁

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「ねんねん唱名」とは、仏の名号を唱えること。「じょうさんげ」は「常懺悔」のことと思われる。ひたすらに阿弥陀に帰依する気持ちがよく表れている。阿弥陀による慈悲を説く浄土教を素直に受け入れた老人を中心とした層が、子守りをするときに口ずさんでいた唄が、このような形で伝わったのだと考えられる。

楽譜登録番号：SC2005092861
　　　登録年：2005年10月1日
　　　作品名：ねんねん唱名
　　　採集地：山口県　玖珂郡錦町
　　　　採譜：河北邦子

参考資料
　『日本わらべ歌全集１９下』山口のわらべ歌
　「子守唄」の謎　懐かしい調べに秘められた意味